AI応用医学部門AI Applied Medicine

ヘルスデータサイエンス
コアセンター
Center for Health Data Science

高品質ヘルスデータと
先進AIで精密医療を実現!

コアセンター長/栗山 進一教授
コアセンター長
栗山 進一教授

ようこそヘルスデータサイエンスコアセンターへ。

私たちのセンターでは、循環器疾患や精神神経疾患など多因子疾患の病態をいかに解明するかに取り組んでいます。当コアセンターでは、上記のミッションを達成すべく、世界初の研究デザインである三世代コホート調査を計画し、実施し、そのデータの解析によって新たな知見を得て社会に還元し続けています。世界初ですからやることはすべて世界で初めてで、その困難さを体感することができると同時に、その潜在的なパワーを実感して多くの知見を創出するチャンスを得ることができます。

AI研究環境と臨床現場の
シームレス化に向けて

副コアセンター長/富田 博秋教授
副コアセンター長
富田 博秋教授

大規模な健康情報や生体情報に基づいて様々な疾患について精密医療技術あるいは個別化予防・個別化医療技術を含む先進医療技術を開発していく上で、東北大学の強みは東北メディカル・メガバンク事業、未来型医療創成センター等の個別化医療・予防技術開発の基盤となる体制と緊密に連携しながら、臨床研究を推進できる環境にあると思います。様々な医学領域において、ヘルスデータを活用した医学研究や医療技術開発の発展に向けて、学内の研究基盤と臨床現場との連携を促進する一助となることができればと考えています。

コアセンター概要Overview of the Core Center

医学は一律のものから、個々人の体質等を考慮し、より個人に最適化されたものとなってきています。これは精密医療(precision medicine)あるいは個別化予防・医療(personalized healthcare and medicine)と呼ばれ、現代医学の大きな柱を形成しつつあります。ただし、ゲノム解析技術が日々進歩していることに比べ、実際の医療が大きく変わったという実感は得られていません。

このギャップを埋めるためには、精度が高く大規模なデータベースを構築することと、人工知能などを駆使してヘルスデータを分析する必要があります。ヘルスデータコアセンターでは、精密医療を実現すべく、ゲノムコホート研究をわが国で数多く手がけ、国内外のバイオバンクデータを利活用し、深層学習などの人工知能解析技術などを駆使して日々研究を重ねています。

コアセンター研究紹介Research at the Core Center

1. 精密医療実現のためのゲノムコホート在り方研究

患者コホート、住民コホート、出生コホートと発展してきたコホート研究の最先端として、出生三世代コホートを開発しています。これは遺伝要因、胎内からの環境要因と疾病との関連を捉え、疾病のリスク予測と先制医療を行なおうとするものです。この成果から、当該疾病に対する新たな治療法の開発も視野に入れています。

2. 精密医療実現のための臨床研究

東北メディカル・メガバンク事業、未来型医療創成センター等の研究基盤と連携しながら、各種疾患の病態評価や個々の特性に応じた予防・治療に関する技術開発に取り組んでいます。

コアセンター関連画像Related images to Core Center

  • ヘルスデータサイエンスコアセンター

コアセンターメンバーCore Center Member

  • 栗山 進一教授分子疫学分野
  • 富田 博秋教授精神神経学分野